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                               『音惚花活気好@KAKKY』『七四十一大神』&『みんなしあわせになれ』= 垣内政治 ジャパンアカデミー所属の『おとぼけカッキー』さんの日記です
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平成十(西暦1998)年八月二三日 旧七月二日(日)


 わが家のゴキブリは呑気である。
私がそばにいても逃げようともしない。
部屋には、私にはじかれても、
はじかれてもまたやって来る顔馴染みがいる。

私も、たまには機嫌の悪い時があるので、

「この野郎。」

と言って近づく時もあるので、彼が逃げるのはそんな時くらいである。

それでも、極端に遠くに逃げたりしないで様子を伺っている。
憎めない奴である。

 昔からそうだったわけではない。
子供の頃は、ゴキブリが大嫌いだったから、よく殺したものだ。
スリッパから始まって殺虫剤に捕獲式の罠やホウ酸団子。

 今、わが家の主になっているのは俗に油虫と呼ばれている小さな奴だが、
以前のアパートでは茶羽ゴキブリと呼ばれるデカイ奴だった。

私がよく殺したのはこいつであるが、
ある日目の前でそいつに殺虫剤をたっぷりかけてやった。
それこそこん畜生と思いながらである。

だが、その時の死に際の表情を見ているうちに、
何とも嫌な気分になった。
たとえゴキブリとはいえ、生への執念は強烈なものだ。

 私はそれを奪おうとしている。宗教がどうとかいう以前に、
本能的に良心の呵責を感じざるを得なかった。
それから、少しずつ殺さなくなっていったのである。

だが不思議なもので、しばらくすると主がかわって来た。

茶羽から油虫への交代である。
奴等は小さいが増殖の勢いが物凄い。
一匹二匹なら大したことはないが、
増殖するとひどく臭いのが頭に来るのである。

それで、再び退治を開始した。
功をそうして減少したが、そうすると茶羽がまた現われる。

そんなことを繰り返しているうちに、
種としては油虫の方が優位なのではなかろうかと思えてきた。

それで油虫を退治すると
再び小憎らしい茶羽を呼び戻すことになると思ったので、
退治するのはやめてしまった。

 暫くして仕事の現場先で雌の子猫を一匹拾ってきた。
その頃は私も書店で入手した大本神諭や
天理教の筆先を読み始めた頃だった。

はじめは可愛さあまって拾ってきたのだが、
手の届かない狭い所に糞尿をされて、
叱りながらトイレを教えた。

トイレ以外で粗相をした時は容赦なく叩き、
その粗相に鼻を突きつけて叩き、
今度はトイレに座らせて思いっきりなでてやる。

これを何度か繰り返すうちに彼女はトイレを覚えてくれた。
そうするとまた可愛いくなり、猫可愛いがりに可愛いがった。

ミーという名前をつけたのだが、彼女は油虫を見つけると、
狩りをするのである。
そのお陰か、油虫は姿を隠す様になったのだ。

 そんなある日、八幡書店から神霊界を入手した。
そこに載っていた天津祝詞と善言美詞を毎朝、
毎晩寝床に正座して唱えるようになったのだが、
ミーはその間、わきでじーっと座って見ている。
まるで拝聴するようにしていた。

何処で授かってきたのか六匹ずつ十二匹の子猫を産んだが、
子供たちは皆親の真似をしてトイレで用を足した。

しかし、可愛いその彼女達とも、私が貧しく、アパート住まいだったので、
別れねばならないことになった。
都会の小さな悲劇である。
隣のおばさんが、管理人に訴えたのである。

 皆神山での講座の直後、例の51ー66の軽自動車を購入して、
半年後に駐車場のある今のアパートに引っ越した。
神の導きとしか思えない数字に囲まれて新しい生活が始まった。

 野良猫が一匹、わが家に訪れるようになった。
ミーの生まれ変わりの様な気がしたので、飼おうとしたが、
彼女は飼い猫にはならなかった。
アパートの悲哀を知っているのだろう。

暫くして以前のアパートの隣のおばさんが急死した
という知らせがあった。
引っ越してから三か月ほどたったばかりであった。

 このおばさんは酔うと発動状態になり、
私が神様の勉強をしていることを大声でなじったり、
私のすることなすこと邪魔をしようとしていたが、
それでも私が傍にいた頃は、
神様から生命を分けてもらえていたのであろう。

 私の邪魔をすることで何とか生命線をつないでいたのだ。
その私が引っ越してしまったのだから、
ついに悪霊達に連れて行かれてしまったのである。

 それから、私が愛善苑関係の集まりに参加しようとすると、
母が倒れるようになった。

父は私が、構わずに出かけるのを快くは思っていなかった。

だが、母にしても、以前のアパート時代に糖尿病で危篤状態だったのを、
私が医師と喧嘩して連れ帰り、藁をもすがる思いで始めた、
物語音拝読のお陰で再生したのだ。

しかし、信仰を毛嫌いする父の影響で、
母はどうしても病弱の体を悪霊に利用される形になってしまった。

野良猫の彼女は、そんな私の孤独な心を慰めるために、
神様から遣わされた使者であった。

 そんな母もオーム真理教の毒ガス事件の後
私の天津祝詞を引導にして他界した。
その分霊は隣街に再生している。病弱な体を脱ぎ捨てたのだ。

 父はどうしても、この厳しい信仰を受け入れられず、
創価学会に再び入会して別居することになった。
日本の経済不況がいよいよ本格化する直前のことである。

私に対する法難が過酷になるのは目に見えていた。
私は止めもせず、父を創価学会に預けた。

 今の同居者は呑気な油虫一家くらいなものである。
彼等は私が殺さないことをよく知っている。

だから、私から逃げようとしない。尚更、憎めなくなる。

 平成二年十一月に私は七四十一大神から神示を受けていた。

 「平成四年、七年、十一年に気をつけよ」

と。

 過去四年と七年に日本を中心とする世界で何があったかは、
承知の事実である。
来年平成十一年は1999年に当たる。

二度勝って、三度目に負けるのが悪魔であり、
二度負けて、三度目に勝つのが神の軍勢である。
今年平成十年は聖師様に関わる重要な年であった。
それが何を意味するものであるかは、今は語るまい。

 昔はゴキブリを憎んで殺した私だが、今は全く殺さなくなった。
目に余って邪魔な虫は捕まえて追い出すばかりである。

 「その日、二階にいる者は、一階に忘れ物があるからといって、
  取りに降りて行くな。」

と、教えられている。

 天上人は床の高い所に住まされるという。
この先何が起こるのか、知ってか知らずか、
わが家のゴキブリは全く呑気である。

 ゴキブリは家の威勢を現すとか。

 神を恐れて逃げる人の多い世の中で、
神を恐れず呑気に暮らすゴキブリは全く幸福者である。
神を慕う猫を追い出した女は、世を去り、
神を嫌いブツを慕う者は、天より追い出された。

しかし、ただ見捨てられたのではなく、
それぞれの居心地の良い所へ別けられただけである。

 猫やゴキブリでさえ、神を慕い、命を尊ぶ者を恐れもせず、
呑気に暮らすというのに、
弱い犬のように人影や、物音に吠え散らかすのは、
やがては神の子、神の宮ともなる人に生まれた人間としては、
あまりにみっともないことではないか。
人間の小賢しい知恵と、恐怖心は、
闇に逃げ込むゴキブリの様に醜く哀れである。

 暑中厳しいわが家も、正しく鬼門に四神を祭り、
昔ながらの護符を配しただけで、
窓を開ければ涼風に恵まれた天国となる。

 我がひのもとは八百万の神の住まう国である。
正しく主神を祭り、諸々の神仏に礼を払えば無限の恵みに浴するのだ。

 わが家のゴキブリは全くもって呑気である。
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年齢:
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男性
誕生日:
1960/11/17
職業:
ミュージシャン
趣味:
インターネット、ブログ
自己紹介:
今は夜の横浜の伊勢佐木モールを中心にストリートライブでオリジナルCD-Rを手売りしたり、営業をもらったりして活動してます。
時々バンドでのライブもやりますから見かけたら応援してください。
ここには二十歳の頃から始めた神学を応用したフリートークを公開してます。
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